こぴぺ

884 名前:47 ◆KbtLZwerNc 投稿日:02/10/03 13:10 id:b0LhcVEH main/1033573554.html#480
FreenetWinnyが新聞に載ったことですし、なんでこんなアプリを作っているか
少し書いておきます。一言で言えば「Freenetの時代が来るぞという啓蒙」です。

実は私は正確には47ではなく40(初発言は、MXの次はFreenetだろうとの一言)だったりしますが、
Freenetの概念(匿名性実現)は今後非常に重要になるだろうと思ってます。暗号技術と同じです。
デジタルコピーを防ぐ技術よりも匿名性を実現するシステムの方が実現が容易だということでもあります。

もちろんFreenet(の概念に基づくシステム)が使い物になるのか?という懸念はありましたので、
これを確認するため使い物になるFreenetを目指して作ったのがWinnyだったりするわけです。
WinnyではWinMXの後継という役割はおまけです。広まらないと意味無いんでMXの名を借りてるだけです。

ここで注意ですが、私はソフトウェアはタダであるべきとか、音楽その他の著作物が
全てPDSであるべき(=クリエータただ働きすべき)と考えているわけではありません。
Freenetの作者のように個人の自由な発言権利がどーのこーのいう気もありません。

言いたいことは、何でもかんでもデジタル化して遠隔地に無劣化コピーできるこの時代、
今の著作物に対する課金システムはもう古いんではないのか?ということです。



885 名前:47 ◆KbtLZwerNc 投稿日:02/10/03 13:10 id:b0LhcVEH main/1033573554.html#481
物の流通と違い、デジタルデータに関してはこれからの時代、流通コストが限りなく
ゼロになっていきます。となると、ユーザーはクリエータに直接お金を払うべきであって
運送屋やCD屋、パッケージ屋、複製製作者などにお金を払う必要はないはずです。
流通コストがゼロにできるのであれば、それらは中間マージンであって
無くてもいいもののはずです。それら仲介でお金を取るのは搾取でしかありません。

ここで、どんなにコピーし放題でも、あたらしいコンテンツだけはクリエーターが作らない限り
生まれません。そのため、クリエーターに対して直接お金が払われるようになればソフトは
コピーフリーでかまわないはずです。ユーザーがお金を払わないのなら新しいコンテンツが
作ってもらえないだけです。つまり、ソフトコンテンツ代は前払いであるべきなのです。

具体的にどうすればいいかですが、たとえばソフトウェアの代金はパッケージソフトでも
後払いはやめて前払い基本にする、新機能要望書き込みに課金するなり、
フリーで出しといて次回作にカンパを募るなどいろんな手法があるでしょう。
カンパの手法では、人気があるフリーソフトが出せれば次回作に対する期待があつまって
お金が集まる。これは結果的に後払いと同じなので、中古システムと値崩れ現象がある現状と
変わらないと言えばかわらないのかもしれませんが・・・


886 名前:47 ◆KbtLZwerNc 投稿日:02/10/03 13:10 id:b0LhcVEH main/1033573554.html#482
結局言いたいことは、匿名性保持技術の出現により、デジタルコンテンツ流通は必ず
パラダイムシフトせざるを得ない状況になるということです。

お上の圧力と従来の法・ユーザーのモラルに頼るのも一つの手ですが、
このやり方ではせっかくの高速ネットワーク資源が死蔵しますし、
匿名性維持技術の発展で違法行為取り締まりのコストが無視できなくなっていきます。

特に日本は家庭向け回線だけ無意味に早くなっているので、
世界で最も早くこれが問題化するでしょう。そして時間は後ろには戻りません。

とりあえずWinnyもある程度広まったことで、私の当初の目的(Freenet啓蒙)は達成できていて、
あとは匿名性などで問題出たら対処ということで基本的に放置になっていくとは思います。が、
技術面で興味のある方は今後とも時間を前に進めるのにご協力ください。
Ver1.0目指して完成はさせますし、他の人が別のものを作るのも歓迎します。

もちろん、現状で人の著作物を勝手に流通させるのは違法ですので、
βテスタの皆さんは、そこを踏み外さない範囲でβテスト参加をお願いします。
これはFreenetP2Pが実用になるのかどうかの実験だということをお忘れなきように。