すばらしき愚民社会

「現在の「大衆社会」が、それまでのものと異なるのは、以前は「バカが大学へ入っている」程度で済んでいたものが、「バカが意見を言うようになった」点である。」

本質的に民主主義とはバカの発言を認めること、なのだと私は思う。政治、経済、社会、技術や環境などについて特に専門知識がなくても、誰でも主観をベースに出来合いの知識で理論武装して、意見を作り出すことができる。それが社会人としてあるべき姿だとされ、意見を持たないことは未成熟だとされる。
そうした浅い意見が専門家から見て間違っていても、分かりやすさがメディアに愛され、増幅される

その通りだと思います。じゃあ、どうするの?って問われると困る。理由無き権威にすがる右翼的方法が有効なのかなと、左翼の癖に蹌踉めいてみたりして。