教育基本法のこと

  • 教育とは啓蒙である。如何なる教育も教え手の思想をを完全に排除する事は出来ない。
  • 啓蒙すべき、されるべき思想はその規範を決める必要がある。現在の教育基本法がそれに当たる。
  • 教育勅語の頃は教育はその受け手のイデオロギーの多くを決定した。子供達は親と学校というインタフェースしか持ち得なかった。
  • 今は子供とはいえ多くのインターフェースを持ち得る。テレビなどのマスコミ、ネット、そして昔より遙かに容易に多彩に目に入る書籍など。
  • 多くの人は小学校高学年とか中学生の頃に社会や国家の有り様に興味を持ったりするだろう。そのときに最初に刷り込まれるのは確かに学校教育なのかも知れない。
  • でも俺はの例でいえば最初に刷り込まれてから幾度とも無くそれらに対する見方を変えてきた。
  • 今の子供にとって社会を見る目を養うのに学校教育はどれほどの意味を持つのだろう。そして教育基本法の改定が実際にそれにどれだけの影響を及ぼすのか。
  • 政治はイデオロギーや思想に関与しなくなる。というより出来なくなるというのが趨勢だろう。今更、こんなのを弄って何になるのだろうか。